先日、お取引様よりこんなコンセントを見せていただきました。
トラッキング現象によって焦げたり、変色、変形しているコンセントです。
トラッキング現象とは
コンセントと電源プラグの隙間に溜まった埃が、空気中の湿気を吸収して次第に電気を通しやすい状態になり、最後はショートして発火する現象のこと。
1 電源プラグとコンセントの間が緩み隙間ができて埃がたまる。
2 埃は空気中の湿気で電気を通しやすい状態に変化。
3 電源プラグの電極が蓄積した埃に触れて放電が起こって発熱する。
4 繰り返されると埃は炭化し、導電帯となって突然ショート(短絡)し発火する。
なかなか恐ろしい現象です…。
差し込みが緩んでいたら直す、埃が溜まらないように掃除するなど、こまめにチェックして予防しましょう。古い器具は使用しないようにして、予防効果のある商品に替えるのも良いかと思います。
使わないコンセントを塞ぐコンセントキャップや、プラグの安全キャップ、OAタップやプラグに埃が溜まらないようにするケーブルボックスなどがあります。何を使ったらいいかわからない場合はご相談ください。
梅雨、台風、長雨の9月過ぎ頃まで危険な時期が続きます。もちろん、その他の季節も危険がないわけではありません。対策をして、安全に過ごせる環境にしたいですね。
トラ
コンセントが溶けちゃうんだニャ…こわいニャ…。
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